十勝岳(標高1510m) ~ 富良野岳(標高1221m) (個人山行)

日 程2017年6月29日(木)~7月1日(土)  参加:3名

行 程: 
<1日目>
 小手指(3:00)⇒ 所沢IC ⇒ 羽田空港 ⇒ 旭川空港(8:15)着
 レンタカーを借りる(10:00)⇒ 望岳台登山口(12:30)⇒ 白銀荘
  ※十勝岳避難小屋に宿泊予定であったが、天候不良の為白銀荘に変更
<2日目>
 白銀荘(5:00)→ 望岳台(5:30)→十勝岳避難小屋(6:40)→ 昭和噴火口(8:30)
 →十勝岳(9:30)→昭和噴火口(10:40)→ 十勝岳避難小屋(11:50)→望岳台(12:50)
 →買い物・白銀荘(16:00)
<3日目>
 白銀荘(5:00)→(5:15)十勝岳温泉(5:30)→安政火口(6:10)→ 上ホロ分岐(7:00)
 → 富良野岳分岐(8:30)→(8:50)富良野岳→ 富良野岳分岐(10:00)→上ホロ分岐(11:00)
 →安政火口(11:30)→(12:00)十勝温泉⇒白銀荘にて日帰り入浴⇒レンタカーを返す(15:00)
 ⇒旭川空港(19:45)⇒(21:35)羽田空港 ⇒(22:30)小手指に帰着


《2日目》十勝岳に登る
01.旭川空港から車を飛ばして望岳台に着く、小雨混じりの濃霧なので、十勝岳避難小屋での宿泊をあきらめ、白銀荘に変更した 02.2日目朝起きると霧も晴れて登山日和、5時過ぎには登山口の望岳台に立っていた
03.望岳台から1時間余りで宿泊(昨夜)予定していた十勝岳避難小屋に到着 04.太陽が顔をのぞかせ、キタキツネやエゾリスが日向ぼっこをしていた
05.昭和火口辺りから振り返ると森林の中に溶岩流れが黒々と延びていた 06.昭和火口の辺りは草木もなく月面のような殺伐とした風景で、硫黄臭が漂っていた
07.グランド噴火口を回るようにして十勝岳に取りつくが、火山礫が多く歩きづらい 08.十勝岳の直下100m余りは火山岩を慎重に踏みながら一歩一歩登った
09.硫黄臭と火山岩の急登に耐えて十勝岳の頂上に到着、満面の笑みである 10.美瑛岳の遠景には大雪山系の山々とトムラウシが輝いていた
11.翌日アタックする富良野岳、輝くような雪渓をまとい美しい山容が望まれた 12.十勝岳からの下山は眼下を見下ろし雄大な眺めである、噴煙が下にたなびいていた
13.雪渓が残る十勝岳の火山礫の裾野を慎重に下った 14.昨日の濃霧と小雨はどこへやら、快晴の青空で日焼けが気になり出した
15.頂上から2時間ほどで、眼下に小さく十勝岳避難小屋が見えてきた 16.十勝岳避難小屋からは、強い日差しに首筋を焼かれながら歩き望岳台に戻った
17.白銀荘へ行く途中で「青い池」の表示板が目に入り、しばしの観光をした

《3日目》富良野岳に登る
18.平成の湯治場(吹上温泉保養センター)、使い勝手の良い白銀荘、連泊したが快適であったし、温泉最高! 19.十勝岳温泉にて登山届けを出して登ったが、お化けフキノトウが登山道を飾っていた
20.温泉ロードから登山道に入ると早速花がお出迎えであった 21.安政火口を過ぎるとウツキノ花が群生しており、花を見ながらの岩場登りである
22.雪渓は何度か渡ったが、アイゼンを付ける程ではなく雪は少々腐っていた 23.雪が残る山の峰々を眺めながらの雪渓歩きはいい、天気がいいだけにルンルン気分
24.温かい日差しと雪渓歩きの感触を楽しみながら登った 25.岩場と階段を登りきると富良野岳分岐で、お花畑に到着する
26.富良野岳分岐で小休止を取り、ここからの1時間が本日のハイライトである 27.エゾハクサンイチゲ、ゴゼンタチバナ、チングルマなどがお花畑を彩っていた
28.チシマのキンバイソウも群生して黄色が目立っていた 29.キバナシャクナゲも背が低く、降雪と寒風の厳しさがうかがえる
30.エゾコザクラは可憐で見惚れてしまう 31.富良野岳分岐から富良野岳頂上までの50分は、花を愛でながらで時間を忘れた
32.登山道は急斜面にあり、斜面には残雪とチングルマの群生が広がっていた 33.残雪の雪庇近くには背の低いショウジョウバカマが可憐な顔を出していた
34.なぜ富良野岳のこの辺りだけにお花畑が広がっているのか不思議であった 35.エゾノツガザクラの群生も地衣類のように背は低いが、たくましさすら感じた
36.9時前には富良野岳の頂上に立ち、ドリップコーヒーを味わった 37.富良野岳からの下りは2座の登頂の喜びもあって、気分は浮かれていた
38.雪渓とお花畑の眺めを目に焼き付けながら下りの遠景を楽しんだ 39.富良野岳分岐からの裾野には花はないが、素晴しい遠景が広がっていた
40.この日は土曜日でもあり、沢山の人が富良野岳に登っていた 41.安政火口は未だ荒々しい肌を見せ、噴煙も出ていた
42.安政火口の三峰山沢を渡ると十勝岳温泉へ向かう温泉ロードである 43.十勝岳温泉の登山口で下山届けを記帳して無事に登山を終えた