山行短歌 北向地蔵~日和田山 
                           誠 司

日 程:2016年11月21日(月)   
参加者
: 年金組合山歩の会 他13名



雲海を飛ぶ飛行機の真下には地図見るごとき白き道見え
目をつぶり旅の思いに浸りおり一瞬下降気流の乱れ
西へ飛ぶ飛行機なれば七時過ぎ太陽はまだ宙天にあり
雲の下東ヒマラヤの雪の山稜線白く山なみの見ゆ
二日目にラサに着きたり空港は突き刺す日射し空気の薄し
ヤルザーム母なる川とガイド言う砂の中洲に植林進む
麦秋の言葉の生きるラサ近郊畑の先に岩山迫る
真夜中に雷雨は激しく窓を打ち朝には山に冠雪を見る
川沿いの植林の道走り行く麦や菜畑広がる原野
高原の高速道は九十九折り岩山崖上縫って走れる
湖を見下ろす丘に一休みチベット娘と記念写真を